家にこもって運動不足？気血の流れが滞ると手足がしびれる！中医師が「活血」と「運動」の重要性を強調

5月 26, 2021

パンデミックによる警戒期間中、多くの人が自宅にこもりがちになり、長時間運動をしない生活が続いています。その結果、血行不良や筋肉のこわばりを感じ、手足のしびれやめまい、視界のぼやけ、さらには胸の圧迫感や呼吸困難に悩まされる人も増えています。李深浦中医師は、長時間座りっぱなしで運動不足の状態が続くと、血液循環が悪化し、心血管疾患のリスクが高まり、最悪の場合、突然死に至る危険性があると警告しています。そのため、血管を活性化させ、心血管疾患を未然に防ぐことが重要です。

中性脂肪3600？中薬と運動で正常値に回復

多くの人が血液循環の悪化によって突然死した事例に直面したことがあると語るのは、中医師の李深浦氏です。彼はそのたびに深い遺憾の意を示しています。李深浦中医師は、かつて治療した母娘のケースを紹介しました。娘の中性脂肪値は驚異的な3600に達しており、採取した血液は白く油っぽい状態でした。血液中の実際の血液量は極めて少なく、彼女には仕事を休んで薬を服用し、運動に専念するよう勧めました。血管を活性化させる中薬を服用し、1日少なくとも15,000歩のウォーキングを続けた結果、数か月後には中性脂肪値が30台にまで下がり、正常な生活に戻ることができました。また、母親も中性脂肪値が500を超えていましたが、中薬と運動を組み合わせることで短期間で正常値に戻ることができました。

発汗で血液が粘稠に―冷たい水は絶対に避けるべし

李深浦中医師はさらに、冷たい水を飲まないことを強く勧めています。彼は、俳優のアンディ・ラウが何年も冷たい水を飲んでいないことや、オーストラリアのテニスチャンピオン、ノバク・ジョコビッチも30年以上冷水を避けていることを例に挙げました。冷たい水が体内に入ると、血液中の水分になるためにはまず胃腸の温度で気化される必要があります。このプロセスを経て初めてリンパ管を通じて血管に到達します。しかし、運動中に大量の汗をかくと血液は粘稠になり、水分が不足している状態で冷たい水を補給し、その後激しい運動を再開すると、心臓や血管が痙攣を起こしやすくなり、突然死のリスクが高まります。したがって、冷たい水を避けることは非常に重要です。

中性脂肪が高い人は脂肪肝の可能性大―血液代謝が悪化

さらに注意すべきは脂肪肝の問題です。李深浦中医師は、中性脂肪が高い人の多くが脂肪肝を患っており、それが血液代謝の悪化につながると説明しています。中性脂肪値が高く、脂肪肝を持つ人は、目の乾燥や思考の鈍化といった症状が現れます。これはまるでスマートフォンの通信速度が5Gから3Gに落ちたかのようなものです。思考が速いということは脂肪代謝が良好であることを意味します。すべての食物は肝臓で分解・吸収されるため、人の体全体が一種の化学工場のような役割を果たしています。消化、分解、燃焼、電解を経て体内に同化され、細胞の栄養源となるのです。しかし、無計画に食事をすると体内の化学プロセスが正常に循環せず、組織の沈着や硬化を引き起こし、健康に悪影響を及ぼします。

血管を活性化する中薬で肝機能を改善し、血液中の脂質バランスを自然に整える

突然死を防ぐためには、温かい水を飲むこと、野菜を多く摂取すること、そして定期的に運動を行うことが重要ですが、李深浦中医師は中薬の服用も欠かせないと強調しています。血管を活性化する中薬は、肝機能を改善し、排便を促すことで血液中の脂肪バランスを自然に整える効果があります。血液が粘稠すぎても薄すぎても問題であり、適切なバランスが取れて初めて血管がスムーズに機能します。これにより、手足のしびれ、胸の圧迫感、首のこり、中性脂肪の高さといった症状の緩和が期待できます。